山里楽耕

すごく不思議なこと

国内に消費者ばかりが増えて、
生産者が減っていく。

輸出を頼りにしている海外の一部の国々では
日本よりも物価も所得水準も上がり
世界人口は爆発的に増加し続けている。

気候変動や戦争の影響は
想定の範囲を超えてやってくる。

自分の稼ぎの獲得は考えても、
お金の使い先の存在について
想像を働かせない人が
多いのかな?

なぜ自分がつくらないものを
誰かがつくりつづけてくれて
自分の所得の予算内で売ってくれると
素朴に信じられるのかな?

機械化で労働者不足はカバーできる?
輸入は政府が交渉して確保してくれる?

それって本当に?
確実だというソースは
どこかにあるのかな?

日本の食糧自給率が
わずか38%なのに
すべて買って食べている人は
非常時の対策を
どう考えているんだろう?

日本という国は、
軍事的に攻めるまでもなく
食糧供給を断てば終わるのだが。

なぜ巷で語られる有事の議論の範囲が
比較的防衛一辺倒なんだろう?

現代日本人の論理的思考力って
いったいどうなってるのかな?

なんで食糧生産者という進路が
「暮らせる稼ぎにならないから」と
多くの若者の選択肢にも入らないような
状況のままにしているのかな?

実は相当に不思議に思っている。

たとえ現状すぐ目の前の
現金稼ぎにならなくても

私は大事な人たちを
何があっても守りたいから
百姓をしないという選択は
あり得ないのです。

だっていざ食糧ストップしてから
食糧生産に取り掛かったって
技術はもちろん伴わないし
純粋に栽培期間だけ考えても
間に合わないじゃない?

すごく毒吐くような
文になっているけれど
怒りでも侮辱でもなくて

なぜ、農家とつながったり
生産について学んだりしないのか
本当に素朴にギモンなんだよね。

日本の食糧自給率とか
世界の人口増加や気候変動による
食糧生産への影響とか
農業者の減少や年齢別人口を
全く知らないということなのかな?

それともそこに
関心がもてないほどに
みんな生活が逼迫しているのかな?

そんなに目先の課題に
常に追われているのかな?

過去最高の株価とか言っても
投資にお金回せているのは
生活費の余剰が出る層であって
そうじゃない一般市民は確実に
物価高騰に喘いでいるはず。

けれど生産者不在では
物価高騰に歯止めなんか
かかるはずもなく加速の一途だ。

お金のためにお金に投資するだけで
将来を保証出来るはずもないのに
なぜ弾ける予定のバブルを
膨らまし続けるのか。

そういうタイミングなのか
これは嫌味でもなくて
正直不勉強でよく分からない。

個人レベルでも行政レベルでも
どこにお金を投入するかの優先順位が
命から離れすぎてて
とてもとても不思議だ。

怒ってもバカにしてもいないよ。
怒ったりバカにして解決するような
レベルのことじゃないでしょう。

不思議だからなぜそうなってるのか
知りたいなぁと思うだけ。

理由がわからないと
充分な対応ができないじゃない?

どうやって
何があっても食べていくか
大事な人を食べさせていくか
出来ることを考えている人
これから考えたい人いたら
一緒にしゃべりたいね。

何か準備できてる?
どう考えてる?

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