山里楽耕

4年目の田畑が始まる

2020年6月21日の夏至の日に、
今の家に移り住んだ。
自分たちで田畑を始めたのは、
営農組合さんの耕作が終わって
田んぼを半分畑に変えて2021年から。
だから、もうすぐ
4年目の田畑が始まる。

あらゆることが
ろくにできなかった1年目から、
昨年は年間6回のを通じてお野菜便を
発送できるところまできた。
今年は年間8回のお野菜便を
仲間のところに送る予定。
そこで何を育てようかと、
コミュニティの仲間に意見を募り
一緒に畑の計画を立てていく。
こうして一緒に計画するのは、
私たちが単に野菜を売るために
活動しているのではなくて
新米ながらに一つずつ
何をしながら食べていけるように
積み上げていっているのかを
コミュニティの仲間たちに
シェアしていくため。
はじめてのことは
たくさん失敗をする。
うまく行ったことだけじゃなく
その失敗もどんどこシェアする。
アブラナ科が虫に食べられたり
植えたばかりの里芋を
ぜんぶ掘り返されたり、
大量に蒔いておいた大豆が
全滅になってしまったり
よくできたと思ったら
シカに食べられていたり・・・
そんなことも
どんどこシェアしている。
初年度に一緒に我が家で
田植えや稲刈りをした仲間が、
翌年から田んぼを借りて米づくりをし
仲間を呼んでイベントを始めた。
「はじめの一歩」のすがたは、
つぎの仲間の「はじめの一歩」の
勇気につながっていく。
「由美子さんたちがやってたから
 これなら私たちもできるかもって
 はじめちゃった」
そう言って笑ってくれる仲間が
一緒にいてくれるから楽しい。
つぎの年から大豆をつくって、
一緒に味噌をつくったら、
今度はその次の年に
大豆づくりも広がった。
わが家にはいつも
小さな「はじめの一歩」がある。
それを見てもらうことで、
つぎの仲間の「はじめの一歩」へ。
失敗したこと、
うまくいかなかったこと、
私たちが教えてもらって改善して
うまくいくようになってきたこと。
そういうことを伝えながら、
チャレンジと変化の波紋を
広げていきたいんだ。
2024年の田畑のチャレンジは、
とりあえず目標75品目やってみたい。
ちゃんとつくるものと、
とりあえず小さく挑戦するもの
量はメリハリつけながら
色々試していってみたい。
去年も失敗が山盛りだから、
今年また改善するために試す
色んなチャレンジがてんこ盛り。
ときどき思い出すんだ。
80代後半だった祖母が、
「ああこりゃあ失敗したなぁ、
 百姓はず~っと勉強だわ」
とつぶやいた様子を。
それこそ70年来百姓をしてきても
失敗と試行錯誤があるのが百姓だとしたら
完璧なんか目指さなくていい。
いつも新鮮な気持ちで、
食べていけることに感謝しながら
楽しみながら田畑に立ちたい。
そして、そんな百姓の楽しみと
一歩一歩の学びや知恵を
仲間たちと分かち合っていきたい。


●今週末は「コンポストトイレ」づくり、
●来週は「畑の計画会」第2弾、
●3月に入ったら屋外キッチンをつくって、
●キノコの菌打ちと味噌づくり、
●3月末は里山&畑の冒険キャンプ場オープン


3月に入って少ししたら、
新年度からの仲間を募集するね!

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