山里楽耕
私たちが生まれ育った「山里」には、 人が生きていくために必要なものが実はほとんど揃っています。
森で木を伐って薪をつくって燃料にし、林で木を育てて家を建てる木材にし、 野で草を刈って畑の肥料にし、田畑で米や野菜をそだてて、 川で魚を釣り、山で獣を獲り、井戸や雨水で水を確保して、
つい60年前までの日本人は、そうやって暮らしてきています。
だから、山里の百姓の暮らしには、 人が「生きる」ための知恵と技が、たくさん残されているのです。
今の日本に暮らす私たちはお金があれば何でも買えるし、 電気やガスのおかげでスイッチ一つでだいたい何でもできるけれど、 いざ大きな地震や台風などの災害があると、 明日、明後日を生き抜くことも難しくなってしまいました。
そして、食べ物も、エネルギーも、海外からの輸入に頼っている日本。
かつて当たり前だった自分たちの手で食べ物や燃料を 手に入れる知恵や技を身につけず、大人になることが普通になっています。 それでは、「いのちの根っこ」が、遠くの誰かの手に委ねられたまま。
私たちは未来を生きる子どもたちに、 どんなことがあっても生き抜ける知恵と技を身につけて育ってほしい。 そして、自分たちらしく生き生きと自信をもって活躍していってほしい。
明日も明後日も、100年先も、 次に生まれてくる子どもたちがこの地球の上で、この日本で、 安心して生きていけるように。
山里に暮らす百姓の知恵と技、 「生きる」ための「根っこ」になる基本的な経験を手渡していきたいのです。
どんなときにも、自分たちでゼロから命を支えられるその経験は人生の中でかならず 困難を生きぬく力になります。 私たち自身、現代に生まれ育った新米百姓として、日々チャレンジ中です。
大人も子どもも関係なく、一緒にのびのびとチャレンジし、 心豊かに生きていく仲間になれたら嬉しいです。
小学生のころの夢は「森に公園をつくる」こと。環境問題と教育に熱い子ども時代から社会科教師になり、20代後半からはNPO活動に邁進。恵那市の森林づくり委員や、岐阜県の水と土指導員なども務める。人のお話を聴くのが大好き。溢れるアイディアと文章は、止まりません。
地理学を学んで、地域や地形、活断層の勉強をしてきた地図が大好き。ピアノと歌が大好きで、地域の伝統芸能の獅子芝居と廻り太鼓の担い手という一面も。山里楽耕では、農園や山のお手入れだけではなく、毎日のご飯の準備や掃除もしています。
山里楽耕(やまざとがっこう)
〒509-7601 岐阜県恵那市山岡町久保原(詳細はご予約後に直接ご案内します)問合せ時間 : 9:00~20:00 問合せ携帯:090-8473-4893メール:yamazatogakko2013@gmail.com
2013 年(農家民宿は2022年より)
農家民宿/古民家
安藤俊人
古民家
田舎暮らし体験 / 野菜の収穫体験 / 野外宿泊・野外調理体験 / 森林整備体験※標高約500mの山間で耕作されたいろいろな野菜を収穫する農業体験。※収穫体験の主な項目/野草・山菜(4~5月)/じゃがいも、たまねぎ、にんにく(6~7月)/なす、ピーマン、ししとうなど(7~9月)/マコモダケ(9月下旬~10月中旬)/稲刈り、芋ほり(10月)/その他葉物野菜など(随時)/森林整備を通じた木材活用のクラフト等(11~12月 / 真菰のしめかざりづくり(12月)※収穫後、旬の味覚を味わっていただけます。※鍬などの農作業道具、大人用長靴など貸し出し無料。
山里楽耕ではSDGsの以下の目標の達成を目指して日々の活動を行っています。