山里楽耕

【夏休み冒険キャンプ④】「炎」を制するものは、命をつなぐ!

「炎」を制する者は、命をつなぐ!

今日は、山里楽耕の「冒険キャンプ」で
一番人気のあの「技」について!

そう、美味しい料理をつくるにも、
ふわとろの焼きマシュマロするにも、
美しい焚火を眺めるにも、
みんなで花火を楽しむにも、
欠かすことのできない
人類を人類たらしめる
特別な「技」。

「火おこし」です。

人類は「炎」を生み出すことで
「命をつなぐ」ことに成功しました。


火をおこし、焚火をして、
凍える寒さから身を守り、
のろしを上げて仲間と連絡をとり、
松明をかかげて暗闇の明かりとし、
火を絶やさぬことで、
襲ってくる肉食獣から
身を守ってきました。



あらゆる食糧を、
美味しく安全に調理するにも、
飲み水を沸かして
殺菌するためにも、
調理や食事のための
土器を焼くにも、
戦いや狩猟のための武器、
農耕のための農具に使われる
金属を鋳造するにも、
「炎」のチカラが不可欠です。

さらに、農耕の中でも、
森や藪を焼き払って肥料とし
焼き畑をすることで
食糧増産に成功したりも。

時代を経た
現代でも、料理で使うガスも、
ガソリンエンジンで走る車も、
火力発電による電気も、
そして収集されたごみの焼却も、
本質的にはすべて
「炎」のエネルギーの力です。

皆様の暮らしの中でも、
仮に「直火」を見ることは
少なくなっていても
お風呂も、調理も、電気も、
火がなくては成立しませんよね?
ということで、
人間が生きていくために
欠かすことのできない「命をつなぐ」
大切な「炎」を扱う技を
「冒険キャンプ」では体験します。

現代の火打石で「炎」を生み出してみる

ところで、皆様は
「火打石」で火をつけたことってありますか?

実は私、小4の頃に父から
マッチとライターで
火をつけることを習い、
小5のときに学校の野外研修で
事前学習として火打石での着火を
たくさん練習したんです。

小学校で、肥後守というナイフでの工作も
火打石での火おこしも習って
石器もつくったし
土器も焼いたことがあるって
面白くないですか?!

小さな缶の中で布を蒸し焼きにして
火を育てる火口をつくって
チャートという石とやすりを叩いて
火をおこしてカレーをつくって食べました。

班で飯盒炊飯とカレーづくり、
できるまで夕食はたべられない。

そんなキャンプを
経験させてもらいました。
とても、面白かったです。

今、パッとチャートが手に入らないし、
あれは本当になかなかうまくいかず
とても大変だったので
わが家の「冒険キャンプ」は
ちょっと手抜きをしまして
百均で購入したマグネシウム棒の
ファイアスターターを使います。

そう、前々回のメルマガの「防災セット」で
一番右下の袋の中に麻紐と一緒に入ってます。

これはまさに「現代の火打石」
ポケットに入るこれだけのセットで、
すぐに着火できる優れものです。

さぁ、「着火」してみよう!

まず最初に、
麻紐(燃えやすいもの)をほぐして
火花を受けとめて燃えさせる
「火口(ほくち)」をつくります。

火口の下には、
ティッシュペーパーなど、
燃え移ってしばらく燃えるための
燃材を敷いておきます。

つづいて、
ファイアスターターの平たいプレートで
マグネシウム棒を削ります。

鋭利な角を使い
シュッと力いっぱい削ると
火花が飛び散ります。

上手に火口に大きい火花が当たると
一気に着火して燃え始めます。

燃え尽きないうちに、
新聞紙などの燃えやすいものに
火を移して大きくしていきます。

「炎」を育てるのも、一つの技術!

マッチを使わずに「火」をおこせた!

それだけで、子どもたちは大興奮で、
ずっとパチパチ火花を出して
遊び続けています(笑)

が、火をつけれただけでは、
湯沸かしや料理はもちろん
マシュマロひとつ焼けません!

カマドの中を
炎でいっぱいにするくらいに
最初の小さな火を育てる必要があります。

じゃあ、薪をいれよう!
とか、炭に火をつけよう!

と色々ツッコんでみても、実は、全然
燃え移らないんです。

大きな木や、炭を燃やすには、
実はそれなりに火力が必要で
最初の火種ではとても力不足で
すぐ燃え尽きちゃいます。

割りばしをナイフで削ったり
乾いた松ぼっくりを拾ったり
杉やヒノキの葉っぱや豆がら、
細かく割った薪など
燃えやすくて小さめの
「焚き付け」を用意して
小さいものから大きいものへ
順番に火を燃えうつらせて
大きく育てていくのです。

上手な人は、
火口から、焚き付け、薪まで
上手に組み立てておいて
一発で炎にしてしまいます。

慣れないと、
何度も何度も火が消えて
いつまでたっても調理できません(笑)
子どもたちもだいぶ苦戦して
カマドごはんやカレー作りを
頑張りました。

ちゃんと焼きマシュマロも
楽しむことができました。

でも、スピードは、
まだまだ修行が必要ですね!

ぜひ「炎を制する者」へと
成長してもらえたらと願っています。

次回もまだまだ「冒険キャンプ」!
「生きる」には水と火だけでは
足りませんよね?!

そう、絶対に「あれ」がなくては!!!

9月の山里楽耕

9月はいよいよ、秋冬野菜!

キャベツや白菜、大根、カブ、葉物など
ちょっとしたコツで虫を避けて
美味しい秋冬野菜を収穫したいですね!

9月8日(日)9時~12時

会場:恵那市明智町 ほあかりの森

内容:秋冬野菜の種まき・植付け

参加費:無料

参加のご希望や気になることなど、
どうぞ何でもお気軽に、このメールに返信でご連絡ください。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


それでは、また!

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